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夏季にかけて流行りやすい手足口病

夏季にかけて流行りやすい手足口病

◆テーマ
「夏季にかけて流行りやすい手足口病」

◆監修
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
https://twitter.com/Nakada119

◆手足口病とは
病原は「コクサッキーウイルスA16」「エンテロウイルス71」「コクサッキーA10」など
流行時期は夏が多いです。

◆感染経路
飛沫感染、糞口感染、水泡内容から直接感染します。
また、病原ウイルスは、便、呼吸器から排泄されます。

◆好発年齢
乳幼児が大半です。

◆発症
のど(咽頭上皮細胞)、腸内(腸管上皮細胞)でウイルスが増えて発症します。

◆ 症状
・潜伏期間は3~5日程度です。
・口、手足に水疱が出来ます(肘、膝、お尻にも出来ることがあります)。
・発症患児の1/3に発熱がみられます。
・治療法は無く、数日で良くなります。
・予防接種もありません。

◆お家でのケア
・特別な治療薬な無く、対症療法のみとなります。
 そのため、水分、栄養をしっかりとって、安静にして過ごす事が大事になります。
・目線が合わない、ぐったりしている、水分が取れずおしっこが出ないなど、
 様子がおかしい場合は小児科に受診をしましょう。
・出席停止期間はなく、元気になったら登園、登校が可能になります。
・手足口病の子どもから、感染した親が重症化してしまう事が多いです。
 親自身がうつらないよう気をつける事も大事になります。

◆予防方法
・基本は手洗いです。
・排泄物を扱ったら、適切に処理をしましょう。

 情報元:
日本小児科学会
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/yobo_kansensho_20200522.pdf.pdf
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-20.html

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